子育ての悩みやストレスは日本だけ?フランス式育児の見習うべき3つの点

子育ての悩みやストレスは日本だけ?フランス式育児の見習うべき3つの点

子育ては毎日が子供との闘いであり自分との闘いでもあります。悩みは尽きませんね。ストレスもたまる一方です。

子育ての悩みやストレスは日本だけのものでしょうか?他国はもっと楽に子育てができてるのでしょうか?こちらではフランス式育児を取り上げ、参考にしたい見習うべき点を3つご紹介します。

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パリ発「子育て」の3つの秘密とは?

パメラ・ドラッカーマン著書の「フランスの子どもは夜泣きをしない」という本が2年前に日本で大ヒットしました。著者はアメリカ人の女性です。パリに移住して子育てをする中で、アメリカとの子育ての違いを本にしたもので、母国アメリカでもこの本は大ヒットしたようです。

日本での出版から2年経過していますが、子育てにおいて普遍性のある見習いたい点を3つご紹介したいと思います。

1. 赤ちゃんに「ちょっとだけ」我慢してもらう

日本人もアメリカ人も同じ傾向にあるようですが、赤ちゃんが泣いたらすぐに抱きかかえてあやします。抱き癖が付くといったネガティブな意見は別として、抱っこは赤ちゃんにとっては重要で心の安定を導きます。

おむつの中が不快な時、お腹がすいた時、眠い時、抱っこして欲しい時、甘えたい時、おっぱいが欲しい時、いろいろ赤ちゃん側にも理由があって泣いています。それを「ちょっとだけ」待ってもらうのです。この「ちょっとだけ」というのは時間にして10分くらいだそうです。

私も試してみましたが、赤ちゃんが泣き叫んでいる時の10分間というのはとてつもなく長く感じられます。なので、はじめは1分くらいから試してみてはいかがでしょうか?その間ママは何をするかというと、赤ちゃんの様子を窺うのです。「何が原因で泣いているのかな」と。

病気などの緊急事態を除いて赤ちゃんもママも余裕のある時に、また30分以上放っておくというのはネグレクトの域に達しかねませんので、必ずそばについてあげている時に試すようにして下さい。

フランスの赤ちゃんは、生後4か月位から朝までぐっすり寝てくれるそうです。別の部屋にベビーベッドを置いて両親とは離れて寝るそうです。

母乳を早くに終わらせることもよく寝てくれる要因の一つだそうですが、赤ちゃんに一人部屋を与えて寝かせる時、

  • 「もう泣いても朝まで来ないからね」
  • 「仕事を始めるから良い子にして寝てね」

などと言って真っ暗な部屋で寝かせるそうです。

この点は、添い寝文化の日本ではなかなか難しいので積極的におすすめはしませんが、ちょっとの我慢は、赤ちゃんが子供へ、大人へと成長するに従って我慢強い子になることが考えられます。

物事を「待つ」ということができる、欲しいものがあっても我慢することができる、したいと思ったことでもTPOをわきまえて行動することができる、というのです。

事実、著書によるとフランスの子供は外出先でも泣きわめいたり、おもちゃが欲しいと駄々をこねたりしないようです。

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2. 「1日3食+おやつ」のみ

単身フランスに旅行した時のことですが、日本と違うなぁと感じたことの一つに、自動販売機に飲み物の種類が2〜3種類しかなかったこと。ジュース類はオレンジーナとコーラだけだったように記憶しています。

「フランス人はこの種類で満足しているの?!」と何十種類もの飲み物の中から選ぶ生活をしている日本の生活との違いに戸惑ったことを覚えています。お菓子の種類も少なかったように記憶しています。その謎が解けました。

現代の飽食の時代では、食べたい時にいつでも食べたり飲んだりすることができます。ですが、フランスではそれはしません。規則正しいリズムが作られていれば、過剰に求めなくなるようです。喉が渇いたのならば、ジュースではなく水を飲めば良いというわけです。

子供が泣いた時、お菓子を挙げて泣きやませたりしないらしいのです。子供幼児の食事も大人と同じく時間が決まっており、朝8時と昼12時と夜20時、それにおやつの時間が16時。それ以外は一切食べないということなのです。スナック菓子の「ながら食べ」はもってのほかです。

野菜はたくさんの種類を0歳の時から少しずつ与えることで、味覚を育てていきます。食べなさそうでも、一口だけは必ず食べてもらうようにするのだそうです。一口づつ食材の味を堪能して豊かな味覚を与えてあげることは、子供の食育を考えると重要なことです。

3. ママが女性であってもよい

フランス人のママは、独身時代と同じように公園に行く時も身だしなみを整え、ハイヒールを履いてベビーカーを押すのだそうです。日本では、子供を産んでからハイヒールを履いていたら、非難の的といった感じです。子供を産んだらセクシーさはママに必要ない、むしろ捨てなさいという教えなような気がしています。

フランスのママに、身だしなみを整える心の余裕があるということもすごいことだと思いませんか。なぜ心の余裕があるか、というところは前述したことに共通しますが、赤ちゃん自身にも協力してもらっているからだと言えそうです。ちょっとだけ我慢してもらえば、ママも楽になります。

フランスでは、母乳を生後3ヶ月を過ぎた赤ちゃんに与えると好奇の目で見られるらしいです。国自体がそういう方針のようなので、文化の違いでくくってしまえばいいのかもしれません。2歳過ぎまで母乳を与えることはやめなかった私にとっては、驚きを隠せないことでした。

【参考】母乳が出ないで原因も分からず苦しんだ私が選んだ4つの対処法

授乳を早く終わらせる理由の一つに、「自分自身を大切にする」という意味が隠されているような気がします。

  • パートナーとの時間を楽しめるように体型を維持するため
  • アルコールを飲んでその場を楽しみたいため

という理由では、親は自由奔放すぎるでしょうか?

私はそうは思いません。母乳はできるだけ長く与えた方が良いという考え方は変わりませんが、親自身が子育てを楽しめなくなったら悲しいことだと思います。たまったストレスのイライラを発散するために、子供にも八つ当たりしてしまってはそれこそ自己嫌悪に陥ります。

ヨーロッパの「一瞬一瞬を楽しむ」という文化は、日本人が見習うべきところの一つではないでしょうか。赤ちゃんを生んだ後、育児に献身するあまり産後うつになってしまったり、子育てに限らず、有休も取れずに必死に働いてうつ病になってしまったり、というパターンが出来上がってしまっているのではないかと懸念します。ヨーロッパでは、バカンスを楽しむために仕事をしているという考え方があるようです。

子供を産むと、子育て優先で、自分を大事にすることに対しておろそかになるし、それが当然と思っている人が日本人には多い気がします。特に祖父母世代に多い傾向あるのではないでしょうか。

団塊世代が生まれた時期は、戦後という歴史的背景もあり子供をたくさん生み、子育てで自分どころじゃなかったと思います。髪を振り乱して、子供を育て上げるために必死だったのだと思います。

祖父母が懸命に子育てをしてくれた時代があったからこそ、私たちはいまここにい生きています。物質的な問題は解決に導かれているかもしれませんが、現在心の問題が押し寄せてきています。自分を大事にできない人が増え、多くの犯罪や自殺が生まれています。

日本は鎖国の時代が長かったからでしょうか、日本的な考え方がいまだに根強く残っています。日本人だけ、そんなに頑張りすぎなくてもいいのでは?ちょっと楽するくらい良いのでは?と思ってしまいます。

締め付けられた反動で爆発してしまうより、毎日ストレスを小出しにして、カフェに行って雑誌を読みながらくつろいでもいのではないかと思うのです。

【参考】子供の視力低下が心配 でもゲームやらせておけば楽…のジレンマ解消法

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ママも自分を大切に

最後はだいぶ話が脱線してしまいましたが、フランス式育児に見習いたい点はほかにも多いです。こちらでは取り上げていませんが、著書の中で、子供の叱り方についてもフランス人ママには威厳があるように感じます。

解釈について注意したいことは、フランス人は放任主義ではないということです。甘やかせないということは子供の自立心を養うためです。ですが、フランスにとっては甘やかしとみられるかもしれない日本の子育ては、心の安定の材料となり、犯罪率が低くなります。

「国際犯罪被害者調査」によると日本の犯罪率は2005年で9.9%。OECD(経済協力開発機構)諸国の中で下から2番目です。フランスは12.0%と下から6番目です。ちなみにトップはアイルランドで21.9%です。

他国の良いところと自国の良いところと織り交ぜながら楽しく子育てをしていける世の中になるといいですね。

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