小保方晴子 手記「あの日」内容 若山照彦を告発

小保方晴子 手記「あの日」内容 若山照彦を告発

小保方晴子氏の手記「あの日」が1月28日に発売された。内容を一言で言うと、恩師である若山照彦氏を告発するもの。師弟関係にあった2人の間に何があったのか?小保方晴子氏が2年間の沈黙を破って全ての真実を語った初手記「あの日」の内容を紹介する。

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小保方晴子氏の手記「あの日」の内容とタイトルの由来

「STAP細胞はありますっ!」

あれから2年。世界的なヒロインから一転、地獄に突き落とされ、理化学界からも追放された小保方晴子氏(32)。理化学研究所の元研究員で、STAP細胞論文の著者だ。

その小保方晴子氏が2年間の沈黙を破り、初めての手記「あの日」が、1月28日に講談社から刊行された。

手記「あの日」は、15章・253ページで構成されており、小保方氏の幼少時代から現在に至るまでが克明に綴られている。

「あの日」の前書きでは、一連のSTAP細胞騒動について「世間を大きくお騒がせしたことをおわびします」と謝罪し、自らの視点、自らの言葉で、騒動の過程を詳細に説明している。一時は、その重すぎる責任から自殺まで考えたと述べている。

さらに「あの日に戻れるよ、と神様に言われたら、いつからやり直せば騒動を起こさなかったのか」と自問している。これが手記のタイトル「あの日」の由来だろうか。

「あの日」は、小保方晴子氏の恩師であり、STAP細胞論文の共著者でもある若山照彦氏(山梨大学教授)を”告発”する内容となっている。

恩師としての若山氏への尊敬や憧れの念が、次第に不信感へと変わっていった経緯が、決死の覚悟で綴られている。

小保方晴子氏のキャリアと、若山照彦氏との出会い

小保方晴子氏の研究者としてのキャリアは、早稲田大学大学院からスタート。再生医療を研究テーマに選び、博士課程修了後にはハーバード大学にも留学。

ハーバード大のバカンティ教授から研究発表をされ、同教授の助言から、後のSTAP細胞のアイディアの基本部分を得たという。

小保方氏は2011年4月に理研CDBに入所し、若山照彦氏の研究室に所属したことがきっかけで、恩師と出会うことになる。

そこで小保方氏は、STAP細胞の存在を裏付けるキメラマウスの作製を何度も試みたが失敗に終わり、「キメラマウスは作製できない」と結論付けようとした。

しかし、若山氏が諦めず、独自の方法で実験を続けたのだとか。

若山照彦氏への不信感

そして若山氏から、「キメラマウスができた」という連絡を受ける。若山氏は小保方氏に、

「特殊な手法を使って(キメラマウスを)作製しているから、僕がいなければなかなか再現がとれないよ。世界はなかなか追いついてこられないはず」

と笑顔で語ったという。この時、小保方氏は細胞が増える気配すら感じたことがなかったので、若山氏の発言には非常に驚いたという。

それ以降、STAP細胞の研究には若山氏が不可欠となり、研究の主体性も若山氏ヘと移行。研究の方向性は、小保方氏の思いとはかけ離れていってしまったのだとか。

小保方氏が教えを請うと、

「小保方さんができるようになっちゃったら、もう僕のことを必要としてくれなくなって、(僕の下を離れて)どこかに行っちゃうかもしれないから、ヤダ」

とか、

「僕ばかり成功してごめんね。フフフ」

など、自己顕示欲を見せたり、小保方氏が自分の研究室に残ることに強いこだわりを見せ、執拗に説得されたという。

この頃から、よほど師とは思えぬ言動が次第に見られるようになり、小保方氏は若山氏に対して違和感を持ち始めた。周りの先輩たちも「様子がおかしい」と口にしていたという。

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科学誌「ネイチャー」への論文掲載と、手記「あの日」での告発

そうしていつしか、 STAP細胞論文を、海外の一流科学誌に掲載するという話が持ち上がってきた。

そのため、小保方氏は何度も何度も、STAP細胞からのSTAP幹細胞樹立を試みたが、やはり再現することができず失敗に終わる。

そのことを若山氏に相談したが、

「生物学実験は、場所が変わるとできなくなったりすることがある。それが生物実験の面白さである」

と、取り合ってもらえなかったそうである。

結果、英科学誌「ネイチャー」に掲載されたのは、若山氏しか実験に成功していない、幹細胞株化のデータであった。

その後、小保方氏は一躍”時の人”になり、散々もてはやされた挙句、一転して”疑惑の人”となったことは、世間の知るところである。

小保方氏は、論文の写真の掲載の仕方などについてミスがあったと反省しているが、若山氏の豹変ぶりには驚かされたという。

疑惑の目が自身に向けられないように、小保方氏が不利な状況になるような情報をマスコミへリークし続けたのだとか。

若山氏が作った細胞を、自ら調べて「おかしい」と発言している異常な事態にも、同じ分野の研究者たちも、報道機関さえも疑問を呈さない社会風潮の中で、悪人は誰、善人は誰、という構図がすでに出来上がっていることを証明していたと、小保方氏は手記「あの日」の中で述べている。

STAP細胞論文に携わった人間の中で、ただ一人、捏造犯としてバッシングされ、自殺を考えるほど、精神的にも追い詰められた小保方氏。

その決死の告白が「あの日」に詰まっている。

この告発を世間はどう捉えるのか。そして何より、小保方晴子氏の恩師で会った若山照彦氏は、この手記を読んでどういう反応をするのだろうか。

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コメント & トラックバック

  • Comments ( 21 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By daiji

    理不尽な圧力、陰湿な裏工作に、翻弄され、心身共に衰弱した状態で、反論も虚しく無視された。この手記は、おそらく、真実だと思う。こんな世界が有ってよいものかと思う半面、人間のずるさが、これほどあからさまに出来る若山氏に、唖然とした。若山氏は、異論があれば、堂々と反論すべきだし、反論が出来ないのであれば、小保方氏の、名誉を取り戻すための対応を、理研、早稲田大学、等で、再考するべきだと思う。悪の烙印をこれでもかというほどまでに、小保方氏を、責めた、報道に携わった方は、この手記に対する見解を公表すべきだと思う。

  2. By kuro

    この本を読めば、捏造したのはW教授であり、Wの発言を信じて糾弾した須田桃子であり、彼女の著書「捏造の科学者」が捏造の本であることがわかる。
    マスメディアが一色であるのは怖い。松本サリン事件で犯人に仕立てられた民間人を思い出した。

    • By 久田岩夫

       こんな事が、日本であってはならない。とても、恥ずかしい。一日も早く小保方さんの名誉挽回をして下さい。
      1、早稲田大学の博士号の復活する。
      2、研究の場を、与えること。理研でも良い。または海外の研究所を紹介すること。
      3、NHKは、報道の行き過ぎを、謝罪する。
      4、理研の理事長は、責任をとって辞任する。
      5、若山教授は、言い開きを、正直言ってもらう。但し、職場の保証と、身分保証をして、自殺予防する。
        最低でも、以上のことを、行ってください。

  3. By jyori

    小保方晴子さんが可哀想で仕方が無い。この世の中に正義があるのだろうか。どうか小保方晴子さんの汚名が晴れますように、祈るばかりです。

  4. By 読者

    今読了いたしました。
    当時マスコミと一般大衆の貼ったレッテルを通しては決して見えない、小保方さん側から見えていた世界が描かれています。
    私は、これは信じるに値すると思いました。
    若山教授が特許権の51%を得ようとしていたことを知り、またあの時期若山氏のみから次々と情報がリークされ続けたことを客観的に見ると、彼に疑惑があることは明白です。
    ネイチャーのインタビュー記事とその後のマスコミへの話(当初自身がSTAPの中心人物であると訴求していたが、自身は脇役だったという趣旨に変わっていった)を始め、外に出ている発言だけでも、途中から責任回避と事実のすり替えがあったと思ってしまいます。
    また最も重大な点は、STAP幹細胞樹立(若山教授にしかできず、小保方氏には方法が伝えられていない)に関して公に検証されていないままでは、理研の検証の信頼性も失われると思います。
    理研、マスコミ含め大きな間違いをしていたとしたら、、、今からでも検証を行い、若山教授の真実を明らかにするべきだと思います。

  5. By 読者

    今読み終えました。心が震えました。よくぞここまで書いて下さいました。あの輝かしい発表の後で、次々と出てくる情報に毎日ヒヤヒヤしながら見ていました。毎日新聞記者の須田桃子記者もNHKスベシャルの記者も許せません。
    ペンが強いのは正義しかありません。

  6. By 読者

    スタップ細胞騒動は、報道が小保方氏ひとりを悪とした「空気」をつくりあげ
    熟成させていった結果だったと思います。
    誰が何のためにこの「空気」をつくったのか、真実が明らかに
    なっていません。
    小保方氏も手記の中で「私も真実が知りたいです。」と述べていました。
    真実が明かになることを願っています。

    • By 牧野 春雄

      夢中になり、涙震しながらこんなに真剣な気持ちで読んだのは
      72歳になり初めての経験です
      小保方さんはまじめすぎたゆえ、ジキル氏ハイドの世界の影
      に押しつぶさた・・・陽の世界もありだが今回は弱すぎた
      若い優秀なる学者を権力的地位(NHK/須田記者/rikenn)と力でつぶしたのは
      事実だと思う・・・つぶした奴らは釈明をしなさい・・・そういうことが
      我が国の悪いところです・・・悪いことは是正しなけばいけません

  7. By stapstap

    ただし。
    メディアに積極的に露出して、「私がやったんです、私が何回も成功してるのに、誰も信じてくれなかった」というアレとの整合性がないよね。2年後だからこうやって書けば記憶をしてない大衆は動かされますよね。何が真実かはこの本ではかり知ることはできない。

    • By 大岡三郎

      小保方さんが何回も成功したと言う実験は、再現実験でも成功したことが、219ページから220ページに記載されていますが、もう一度読み直してみてください。

  8. By ユーカリ

    本書に書かれていることが真実だと仮定した上での個人的な感想ですが、ヒトの外傷後の治癒過程を見ていると、アニマルカルスという現象は確かにあるのかもしれません。小保方さんが見つけ出したOct4陽性の細胞塊には万能性とまでは行かなくても、周囲の組織を修復する程度の能力があるのではないかと思います。傷害などのストレスが起こった局所において、分化していた細胞の一部が初期化され幹細胞のような働きで組織修復に寄与するかもしれないというだけで、素晴らしい発見だと思います。
    しかしWは自身の名声を追い求めるがあまり、その細胞塊にiPS細胞をも越えるような万能性があるように捏造してしまいました。残念ながらそのせいで小保方さんの素晴らしい発見も、全て抹消されてしまいました。
    真実はいずれ明らかになることでしょう。

  9. By たも

    小保方さんの様な女性は、どこの会社にもいるね。
    人がいいから、上司に利用され切り捨てられる。
    責任を部下に押し付け、自分は知らんぷり、可哀想だね。
    彼女の名誉を回復できない、腐れ切った世界だね。
    一部を除いて、日本の教授はレベルもモラルも低すぎ!

  10. By やま

    彼女しか手を触れていない実験で、不正がはっきりとしているものがいくつもあるのに、それを触れもしない。
    多能性のテストのうち、マーカー遺伝子の発現のチェックだけでなく、in vivo , in vitro の文化まで、若山研に来る前にやってたのだから、多能性に興味ないなんて嘘でしょう。そもそも、それなら若山さんに会う動機すら不明。
    全体の筋立てに無理を感じます。

  11. By チグリス

    研究の分野で、論文とられることあるから
    みんなラクして名声が欲しいんでしょ。そんなことよくある。
    小保方さんのはそのひどい例なんじゃないかな。論文を書くとみんなが名前載せてって言ってくるよね。論文書くと、しかも、いい雑誌に載ったりしそうなら、魔物が寄ってくるよね。
    そんな魔物は、自分の養分にならなさそうとわかると、離れていくのも早い。

    笹井先生は論文を書くのが上手。そういう人います。論文を書く技術ってのは絶対ある。でもって、本当に頭のいい人しか、そうなれない。そんな人は魔物にならない。なる必要がない。

    みんな、上手になれないから、苦労してるから、魔物になるわけで。
    なんだか、腹がたってきた。養分を求めてパワハラするやつらに。

  12. By 兼子生息

     「白い巨塔」を思い出しました。この世界のことは良くわかりませんが、偉い人になればなるほど保身が強いようですね。その格好の餌食となったのが小保方さんでしょう。私も違う世界ですが、同じような経験をし7年かも苦労してきました。孤立無援の世界で苦しみ、それまで築き上げた人生を棒に振ってしまいました。だからこそ小保方さんの気持ちがわかります。いま、この本が売れ、読んだ人は共感すると思いますが、だからといって解決はしないでしょう。私も「天網恢恢疎にして漏らさず」の言葉を信じて頑張ってきましたが、今の日本ではそれは通用しません。悲しい限りです。

  13. By 大岡三郎

    W教授がマスコミのインタビューに対して自分自信も著者であるSTAP論文に、まるで他人事のようにコメントされているのを見て違和感を持ってましたが、この本を読んですっきりと納得できました。自己保身や組織を守るために独りの研究者をまるで中世の魔女狩りかスケープゴートに仕立て上げて行く様に慄然とする思いがしました。

  14. By 少林寺

    今まで本騒動の真相が分かりませんでしたが、これで分かったような気がします。本書を読む限り、一番責任が重いのは若山氏だと思いますが、その人が何のお咎めもない現状はおかしいと思います。若山氏はマスコミ、理研をうまく利用し論文ミスの責任が自分に来ないようにうまく立ち回った結果と言えるでしょう。この際小保方氏は逆にマスコミをうまく利用して若山氏を糾弾し、自分の名誉を回復すると共に再び研究職に戻れるよう努力すべきでしょう。後で後悔しないためにも。ミスは誰にでも起こり得ます。ネイチャー投稿・撤回に関わる実質的損失はそんなに大きくないと思います。若山氏をマスコミ、SNS等を通じて糾弾することは勿論必要ですが、出来れば現在の地位、役職を保持できるような責任の取り方を考えてあげて下さい。笹井先生に続く第二の犠牲者を出さないためにも。私は「天網恢恢疎にして漏らさず」の言葉を信じています。

  15. By 轍

    スタップ論文は捏造データにより構成されていたことは分かりました。

    小保方氏の博論についても捏造データと剽窃文書で構成されていたことについて、小保方氏は十分説明していないと考えます。

  16. By カズヒロ

    捏造したW教授とWの発言を信じて糾弾した須田桃子は「捏造の科学者」という捏造の本を出したことについて

    ・須田桃子の本は廃盤にした方がよいのでは? 売れるために(お金の為に)嘘を書いて出しているのはおかしい

    ・W教授は何のために嘘をついて小保方さんを陥れたのか、はっきり聞かせていただきたい。保身のため?唯単にいやに なったため?それともお金が絡んだため?

    二人の悪意のある行動は何のために行ったのかしっかり調べていただきたい。

  17. By tg

    ドイツUniversitat Heidelberg 研究グループはSTAP細胞の存在を証明しました。これから捏造と言った人間はなにをいうかな

  18. By ビンゴ子

    自分さえよければ・・そんな人がうまく人生を歩んでいけるのでしょうか?
    若山さんの行いは恐ろしいと感じました。こんなことってありなんでしょうか?酷い。
    小保方さんの本を読んで、小保方さんは本当のことを語っているように思われました。それは文面から伝わる優しさや気遣いからですが、この世の中自分を守ることも大切です。もっと気を遣わずにいうべきことは言ったほうがいいのに!なんて思いましたが、
    当時言えなかったことを本にできたのでよかったのではないでしょうか。
    一部の汚い人たちによって餌食になって苦しいところよくぞ本を出した!
    小保方さんを応援したいです。

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