子宮頸管無力症の前兆と原因は?手術の費用や時期の経験談

子宮頸管無力症の前兆と原因は?手術の費用や時期の経験談

子宮頸管無力症についてご存知でしょうか?

早産の原因の1つとなっています。早産になってはじめて子宮頸管無力症と分かるケースが多く、悲しい結果を招いてしまう場合もあります。

かくいう私も子宮頸管無力症を経験しました。ですので、原因や前兆、早産を防ぐためにはどうしたらよいのか、手術の費用や受ける時期についてなど、色々と調べたりしました。そんな私の経験談として、子宮頸部無力症と診断されてから、手術までを振り返ってみたいと思います。

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子宮頚管とは

子宮と膣の間にある部分で、出産の際の産道になります。

子宮頚管無力症とは

子宮頸管無力症とは、名前の通り頸管に力がなく、胎児が大きくなるにつれて胎児の重さに耐えることが出来なくなってしまうものです。子宮の収縮が伴わないのに子宮口が開いてしまったり、胎胞が子宮から脱出してしまい、早産や、最悪の場合は死産に繋がってしまうのです。早産になった場合、25週未満ですと生存が難しくなります。

子宮頚管無力症の原因は?

原因は未だに明らかにされていません。先天的に頸管の力が弱かったり、頸管の長さが短い。また、過去に流産をした際の手術が原因になる場合もあるようです。

子宮頚管無力症を予防するには?

予防することはほぼ不可能と言われています。

約20週~24週で発症することが多く、子宮口が開いている、もしくは胎胞が脱出している状態で発見され、無力症と分かるケースが多くみられます。防ぐことは出来ないので、早産にならないための手術が必要となります。16週未満では無力症と断定するのが難しいとする医師の意見もあります。

子宮頚管無力症の手術法

子宮頸管縫合術と呼ばれて、以下の2通りの手術法があります。

  • シロッカー法
  • マクドナルド法

エビデンスがないと言われていますが、子宮頸管を糸やテープで縛ることで早産を防ぎます。36週になると抜糸をして、赤ちゃんを迎える準備に入ります。

シロッカー法

マクドナルド法に比べより子宮口に近いところで縛るので、早産の確率がより減少するというメリットがあります。

マクドナルド法

シロッカー法に比べると膣に近い位置で縛りますが、糸が緩んでしまっても再び結び直すことが可能です。手術によるリスクはシロッカー法に比べると低くなるようです。

シロッカー法が多く適用されているように見受けられますが、どちらが適しているかは医師の判断となります。腰椎麻酔で、意識がある状態で手術を行い、手術自体は15~30分程で終わります。

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手術をするリスク

どんな手術においてもそうだと思いますが、リスクが生じます。手術をすることが刺激となり、破水、流産、死産に繋がることが約3%あるそうです。

子宮頸管無力症と診断されてから手術まで

13週5日。つわりもだいぶ治まり、安定期まで後1か月ほど。

  • 「つわりが治まったら何を食べよう」
  • 「安定期に入ったらどこにいこう、何をしよう」

そんなことばかりを考えていました。4週間に一度の待ちに待った妊婦検診。経腹エコーで赤ちゃんが見えるようになるので、とても楽しみでした。

エコー越しの赤ちゃんは、手を伸ばしたり元気に動いていて経過も順調でホッとしました。ところが、次に内診に移ると、いつもならすぐ終わるのにやたらと時間がかかっています。「なにかあったのかな・・・」と不安が頭をよぎりました。

診察室に戻り、先生の口から出た言葉は「子宮頸部無力症の疑い」。通常、4cm以上欲しいはずの頸管の長さが、私の場合は2.5cmしかないというのです。当時は、ほとんど知識がなくあまりピンと来ませんでした。

NICUがある病院にすぐに転院するように話しが進み、その日のうちに救急でフォローしてもらえる病院で診てもらうことが決まりました。やはり、新しい病院でも同じ診断です。1週間ごとの診察と、「何か異常を感じたらすぐに救急で来るように」と伝えられました。説明を聞く中で、「大変なことになってるんだ」、そう感じました。

早い段階で、入院か手術の2つの選択肢になってしまうそうです。

  • 「このままどうなっちゃうの?」
  • 「赤ちゃんはちゃんと産まれてくるの?」

など、不安なことばかりを考えながら、自宅で安静の日々が続きました。一人の時間を過ごすのは毎日心細かったです。もともと里帰り出産を希望していたので、里帰り先の病院に転院することにしました。

診断されてから2週間後、実家へ帰省し、転院先の病院で診察を受けました。やはり手術をすすめられ、入院初日に手術の日程がすぐに決まりました。手術以外に選択の余地がないので、いわばまな板の鯉状態です。16週4日に入院、16週5日に手術となりました。

私が受けたのは「マクドナルド法」です。前日の夜から絶飲食になりました。手術室まで歩いて向かった時は、緊張がピークでした。不安で不安で仕方なかったので、看護士さんにずっと手を握ってもらえるようにお願いをしました。

手術台に上がり、腰を抱えるような体勢をとり麻酔が打たれます。麻酔は通常の注射と同じくらいの痛みでした。「もし流産したり、破水をしたらどうしよう」と、マイナスな事ばかり考えてしまい、思わず怖さから泣いてしまいました。

麻酔が効くとすぐに手術開始です。心の中で「大丈夫、大丈夫」と何度も唱え気持ちを落ち着かせると、平常心に戻りました。手術はあっという間に終わり、「上手くいきましたよ。」ようやく安心できる言葉が聞けました。手術自体は15分もかからなかったように思います。

子宮頸管無力症の手術後

入院する期間は、医師の判断によって異なりますが、1週間が目安のようです。経過をみて、出血、お腹の張り、炎症反応等を複合的に判断し、問題がなければ退院となります。

後から家族に聞いたところ、手術室には1時間ほどいたそうです。術後は、抗生剤と張り止めの点滴の投与が始まり、術後2時間は家族付き添いのもと、急変がないかを慎重にみていきます。

手術翌日は、尿道に管が入っているので、経過が良ければ管を外します。また、内診と消毒を行い、炎症反応がないかも調べていきます。内診と消毒は、退院まで続きました。

お腹の張りもなく順調であれば、張り止めの薬は内服に変わります。私は経過も順調で張りがなかったため、術後3日後から内服に変わりました。

食事は術後から普通食でしたが、シャワーは許可がおりるまで入れず、夏場だったために髪を早く洗いたくて仕方ありませんでした。1週間後にようやく退院が決まったときは、とても嬉しかったです。

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手術の費用

私の場合は、1週間で約13万円。保険に入っていたため、保険適用になったので、保険金で全て賄えました。妊娠は病気ではありませんが、妊娠中でも、今回のようなケースに備えて入れる保険があります。いつ何が起こるか分からないので、個人的には、入っていない方は、入っていて損はないかなと思います。

退院後の生活

張り止めの薬を服用しながら、25週まで実家で過ごすことが出来ました。退院1週間後に再度内診があり、その後は通常の妊婦検診と同様ですが、早産のリスクはあるので、遠出は厳禁となりました。

子宮頸管無力症は、実際になってみないと知る機会もないような症状ですが、現実には多くの方が子宮頸管無力症の手術を行っています。ただ、安静にする必要があるなどの制約はあるものの、多くの方がマタニティライフを満喫され、正期産で出産されています。

今になって振り返ってみると、私の場合は早い週数で頸管長を計ってもらえたことに、今ではとても感謝しています。私のこの経験が、少しでも同じ状況の方のお役に立てれば嬉しく思います。

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