出産間近の兆候と子宮口を開きやすくする4つのポイント

臨月入ってからの検診へ行くと、今まで聞かなかった「子宮口が柔らかくなっているか診ますね」と言われたことはありませんか?
この子宮口の出入り口の柔らかさが、出産間近なのか、まだ先なのかが判断できるポイントでもあります。今回はそんな出産間近の兆候と子宮口を開きやすくする4つのポイントを書いていきたいと思います。
出産間近の兆候
お産がスタートするには、陣痛が始まるか破水するかになりますよね。
お産がスタートする前に、検診に行くと赤ちゃんが下がって来てるのか(子宮の出口に近づいているのか)、子宮口が柔らかくなっているかを診て、そろそろお産が始まるのかどうかの目安にします。
それから陣痛や破水があり、本格的なお産のスタート。赤ちゃんが下がっているというのは、胃の不快感が無くなったり、明らかにお腹が下の方に下がっているのが分かると思うので、自分で自覚できると思います。
ただ、子宮口が開いているのかは、本人は全く分かりません。これは検診の際にお医者様に「子宮口開いていますか?」と聞いてもいいでしょう。きっと診てくれるはずですよ。
子宮口を開きやすくする4つのポイント
子宮口とは赤ちゃんが出てくる出口です。最初はしっかり閉まっています。
そしてお産の予定日が近づくにつれて柔らかくなり、次第に開いていきます。10㎝まで開き、10㎝で全開。全開まで開くと、いきんでもよくなります。
ただ、「これは今何センチくらいは開いているだろうな」という感覚は全くありません。私もお産を2回経験しましたが、「全開だよ、いきんでいいよ」と言われて初めて「全開なんだ」と理解できる程度でした。
臨月に入ってすぐに「子宮口が2〜3㎝開いている」と言われ、出産前は3.5㎝開いてる状態で数日過ごしましたが、開いているという自覚は全くなし。それどころか陣痛が来なくて悶々としていました。
こればかりはお医者様に診てもらわないと分からないということです。ですが、子宮口を柔らかくする方法はあるんです。そのポイントを教えたいと思います。
1. ウォーキング
ウォーキングは子宮口を柔らかくするもっとも良い運動。
臨月入ると「たくさん歩いてね!」と言われると思いますが、このウォーキングは、赤ちゃんを下げる事にも繋がりますし、子宮口を柔らかくするという効果もあります。
また、ウォーキングによって体力も付くので、体力勝負なお産にはもってこいな運動です。音楽を聴きながらや、ウィンドウショッピングをしながらなど、自分のペースでウォーキングしてみるのも良いかもしれませんね。
2. 階段の上り下り
これも子宮口を柔らかくするには効果的。
ウォーキングと似ていますが、規則正しく足を動かす事によって骨盤が徐々に開き、赤ちゃんが下がりやすくなってくるのです。そうすると、必然的に子宮口も柔らかくなってきますよね。
階段の上り下りは結構疲れますよ。マンション住まいでエレベーター利用の人は、階段を使ってみるのも良いでしょう。
ただ、お腹が大きくなっていて足元が見えないと思いますので、上りは良いですが、下りは危ないので注意してくださいね。
3. スクワット
スクワットは足を肩幅に開いて、しゃがんだり立ったりします。これによって赤ちゃんがガクンっと下がって、子宮口も柔らかくなります。
出産の最後、いきむ時に足を思い切り踏ん張るので、スクワットをしていて損はない思いますよ。ただ、大きなお腹でのスクワットは大変なので、無理せず、自分の出来る範囲でやってみましょう。
4. 湯船に浸かる
湯船に浸かることも、子宮口を柔らかくする効果があります。陣痛が始まっている人は、陣痛の促進にも繋がりますよ。
出産したら1ヶ月間は湯船には浸かれません。湯船に浸かれるようになっても、赤ちゃんが居たら光の速さでお風呂は済まさなければならなくなるでしょう。
ゆっくりお風呂なんていうのはまだまだ先の話。赤ちゃんが産まれる前に、思う存分お風呂に入っておいてくださいね。
子宮口の開きやすさは個人差がある
ここまでお話したのは、子宮口を柔らかくして開きやすくするための、一般的に効果があると言われている方法です。しかし、子宮口の開きやすさは個人差がかなりあると思います。
「全く子宮口が柔らかくないし、開いてもいない」とお医者様に言われ、「まだまだお産は先かな」なんて悠長に思っていたら、次の日に陣痛がきて、あっという間に子宮口が全開になり、出産した、なんていうことも大いにあり得る話。
一方で、私のように子宮口はずっと開いたままなのに陣痛がなかなか来なくてお産が始まらず、もどかしい思いをしたりする場合もあったり。本当にこればっかりは個人差が大きいです。
また、初産の人は子宮口が開くまでにある程度時間がかかりますが、経産婦さんは一度開いた事があるので、あっという間に子宮口は開きます。
私も2人目の時は陣痛間隔は10分でしたので、病院に行ったら子宮口がもう8㎝も開いていて、慌てて分娩台に乗ってそのまま出産、という驚異のスピード出産を経験しました。
「陣痛が来るまでは大丈夫」と安心しているのではなく、子宮口が柔らかくなっていたり、開いていたりする場合は、「そろそろかな」と思って、なるべく遠出は避け、いつでも出産に臨めるようにしておくといいでしょう。
そして、無事に元気な赤ちゃんを産んでくださいね。
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